"That's what it's all about."という表現について

前回の授業(1/13)で、「日常会話でよく使われる表現」として紹介した表現です。
その場ではうまい例文が思いつかず、きちんと説明できないままになってしまっていたので、ここで補足をしておきたいと思います。

*この表現は、"it"が何を指すか、またはこの部分にどんな言葉が入るかによって、その意味が変わってきます。まず、"it"が、漠然と「人生」とか、「(よくある)物事の道理」などを指すと、 一種の格言またはことわざのように使われます。(例1を参照)

例1 That's what it's all about.

「人生はつまるところそれに尽きる,それが人生の究極の目的だ」。
このitは「人生」を指す。
"All you think about is making money!" "Why not? That's what it's all about, isn't it?"
(「きみの考えていることといったら金儲けのことばかりじゃないか」「いけないかい? 人生はつまるところ金じゃないのかい」)
Everyone wants to be happy. After all is said and done, that's what it's all about.(だれしも幸福を願う。なんのかんの言っても,それが人生のいちばんの目的だ)

*itの代わりに、具体的な何かを指す言葉が入って、一種の格言のように使われる例もあります。(例2)

例2 Now, that's what being a man is all about.
それが男の甲斐性というものだ。


*"it"が、その場で話題になっている具体的な何かを指す場合、以下のような使われ方をします。(例3。)これは、「あなたはそれについてさっきからごちゃごちゃ言っているけど、結局それを全部まとめて簡単に一言で言うと、いったいどういうことなの?」という意味で、"all"は、「ここまで言ってきたこと全てはいったい何についての話なの?」という意味で使われているわけです。

例3 Quite simply, what's it all about?
簡単に言えばどういうことですか。

*また、"it"の代わりに具体的な名詞が入り、かつことわざ的な使い方ではなく、日常生活の会話の中で使われる場合ももちろんあります。(例4)。

例4 I wonder what that letter was all about. It seems to have been pretty important. / Yeah, she was so impatient to read it that she practically tore open the envelope.
「あの手紙、何だろう? よっぽど大切なものだったみたいだね」「うん。封を切るのももどかしいって感じで読んでたからね」

*前回のAllyのスクリプトの中で、裁判官がこの表現を使っていたセリフは、
"And that's what this is really about. Money. Selling."
というものでした。
「結局つまるところは(本当のところは)そういうことだろう。金。儲け。(それが全てだってことだろう)」
といった意味になることが、ここまでの例から分かると思います。
ちなみに、ここでは"all about"ではなく、 "really about"という表現になっていますが、要するに、基本形は"That's what it is about." 「それはつまりそういうことだ」というもので、
allもreallyも強調のためについているものだと考えると分かりやすいと思います。
どちらがついているかによって、微妙なニュアンスが異なってきますが、それは文脈で判断するしかありません。

以上です。これで、この表現がどんな風に使われるのか、もっとよく理解できるようになったでしょうか? これでもよく分からなければまた質問してください。
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by mowaki93smile | 2006-01-19 16:55 | 英語IIL(後期)・連絡事項  

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